流動化処理土の打設の方法
 プラントで混合された流動化処理土は、施工現場まで運搬され打設されます。ここでは、運搬と打設、流動化処理工法の技術的長所などを述べます。

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(3)流動化処理工法の、埋設・埋戻しに際しての技術的長所

a)埋戻し土の再掘削が可能です
 都市の街路下には各種の地下構造物、埋設管類が錯綜して設置されており、補修、新設のために再掘削、埋戻しが繰り返されていることはご存知の通りです。流動化処理土による埋戻しは、複雑に入り組んだ隙間にしっかりと充填できることは当然ですが、固まりすぎて再掘削が困難では役に立ちません。
 これまでの経験から、28日養生の一軸圧縮強さが0.5〜1MPa(5〜10Kgf/cm2)程度までに抑えれば、再掘削は十分に可能であるとされています。

b)既設管類の受け防護工が省略できます

c)路床工としての打設直後から高い信頼性が確保できます

d)地下の漏水による埋戻し部の浸食が防止できます
 
e)埋戻し部の地震時における液状化を防止できます