流動化処理土の打設の方法
 プラントで混合された流動化処理土は、施工現場まで運搬され打設されます。ここでは、運搬と打設、流動化処理工法の技術的長所などを述べます。

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(3)流動化処理工法の、埋設・埋戻しに際しての技術的長所

a)埋戻し土の再掘削が可能です

b)既設管類の受け防護工が省略できます

c)路床工としての打設直後から高い信頼性が確保できます

d)地下の漏水による埋戻し部の浸食が防止できます
 
e)埋戻し部の地震時における液状化を防止できます
  地下水位の高い地域で、緩い山砂で埋め戻された部分は、地震時に液状化の心配があることは、多くの震災例から明らかになっています。流動化処理土は固化材で固められた材料ですから、地盤工学的には粘着力cに富んだ材料で、地震時液状化のおそれのある、地下水で飽和された緩い埋戻し砂とは全く異なった材料と言えますから、液状化の心配はまずありません。