□ 解説9
(4)土質試験・材料試験その他 流動化処理土の配合設計の際には、各構成材料及び配合された処理土について、少なくとも、それぞれ次の諸量を性格に測定しておく必要があります;
「調整泥水」
泥水の湿潤密度(単位体積重量、比重)・含水比・土粒子の密度(比重)
「建設発生土」
含水比・土粒子の密度(比重)・粗粒分の含有率(%)・調整泥水との混合の割合(湿潤重量の比率)
「固化材」
固化材の密度(比重)・添加量
固化材を除き、一般の土質試験法によって行いますが、固化材の密度測定は土質試験は適用できませんから、メーカーの資料を参考にすることになります。
なお、一般にセメント等で土質改良をする場合、室内配合試験と実施工時との混合の精粗を斟酌して、固化材量の割り増しを行うのが慣習的に行われていますが、「流動化処理工法」の場合は室内配合と、プラント混合とに殆ど、差が認められませんので、そう言った観点からの固化材量の割り増しは不要と思います。
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