□ 解説9
流動化処理土はプラントで製造、運搬し、現場に打設する時に、完全な充填が可能な(1)流動性があり、しかも(2)材料分離抵抗性があること、そして適切な養生によって供用開始時に、所要の力学的性質を持つ固化が進行しているかどうかを確かめる(3)強度試験が必要です。 また、流動化処理土は、前述のように調整泥水、建設発生土、固化材を主体にした混合物ですから、それぞれの材料の性質・性能、含水比、単位体積重量、混合割合に応じた混合物の単位体積重量、含水比を知っておくための土質試験・材料試験も必要です。
(1)〜(3)については流動化処理土のためだけに用意された試験法ではなく、既に他で用いられていた試験を流用している現状です。 配合された処理土の密度(単位体積重量)の測定には、泥状土であるため、写真−1に示した要領で、既知の容量の容器に満たした処理土の重量を測定する方法が用いられています。
写真−1
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