□ 解説9
(3)力学試験 配合設計、品質管理の指標的な役割を果たしている簡易な力学試験として、地盤工学会基準の一軸圧縮試験(写真−4)が広く用いられています。原則として湿潤雰囲気養生7日、28日(必要に応じて1日、3日を加える)後の側方非拘束の圧縮強さquが力学的性質の指標として活用されています。しかし、流動化処理土の特性を対比するためには、単にquだけでなく、応力〜歪み曲線の形状を対比することが、より有益な判断材料になりうると思います。
写真−4
しかし、流動化処理土に、より重要な機能を求める場合、あるいはごく低密度の処理土を用いる場合などでは、拘束圧下の挙動を確かめるために三軸圧縮試験での検討を必要とすることが望ましいと思います。
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