(1)運搬
常設プラントから配送する場合のように、かなりの距離を運搬する場合は、生コンの運搬に用いる10t級のアジテータ車が用いられます。ただし、流動化処理土の場合は、コンクリートより軽く流動性が高いため、路面の不整箇所で外へ跳ね出しおそれがあるため、積載量は4~5m3に抑えています。
流動性の良い、比較的低密度の流動化処理土の場合は積載量を6~7m3に増せる天蓋車、あるいはバキューム車の利用も可能です。
運搬が相当に長距離になる場合、特に気温の上がる夏期では、運搬中に処理土の流動性(フロー値)の低下が懸念されます。そのために使用する材料に関しての、混合後の経過時間、気温とフロー値の低下の傾向を前もって試験によって把握しておくことを心がけています。また、固化遅延剤などを使用することもあります。
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