□ 解説3


「流動化処理土」を、「コンクリート」や「土」と比べてみると

 ただ、唯一の心強い頼りは、ポルトランドセメントが開発される以前から、我が国では砂、粘土、石灰を混ぜて良く締め固めた三和土が随分と立派で、趣のある”たたき(敲土)”として未だに古い民家の土間で使われている立派な実績でした。


 こっそりと実験を試み始めて、データを集めている内に私達は不思議な感銘を覚え始めています。とにかく”泥”と固化材を混合すると、これから説明しますような、何か珍しさを感じさせる”締め固めた土”とは全く異なった挙動を示す、これまでにない、新しい建設材料「流動化処理土」であるとの息吹を感じているのです。
 言うならば「流動化処理土」は「コンクリート」でないことは勿論ですが、どう見ても、いわゆる「土」とは違っている、しかし、やはりどこか、「土」に似通った性質を示す、両者の「間の子」的な性格を持った、私達の身近にあったのに気づかなかった、新しい建設材料と分かってきたのです。

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